牧之原市 葺き替え工事 |丸寿瓦工業株式会社
神社・仏閣
葺き替え工事
牧之原市D寺の葺き替え工事のご依頼を頂きました。
鐘楼の屋根の瓦を一度剥がして同じ瓦をそのまま使い葺き直す工事内容です。
雨漏りと建物の基礎部分が腐っていたので瓦を剥がす必要がありました。
足場を架けて瓦を剥がしていきます。剝がした瓦は使用するので選別をしながら下に置きます。
レッカーで鐘楼の鐘を一度降ろします。なかなか降りた姿は見ることはありませんね。200㎏以上の重量があったみたいです。
大工さんは躯体の木材を全てバラシて使用できる木材と使えない木材の選定をしながら解体しています。
その後、建前をして屋根下地が完了しました。
防水シート(ルーフィング材)敷き、屋根工事が始まります。
瓦割り(瓦の納まる位置を決める事)が悪かったので雨漏りしていたと思います。雨が入らないように納め方を工夫して
瓦割りを決めました。瓦割りは重要な要素なので慎重に作業を進めました。
古い瓦は癖が強いのでまともな瓦は少ないです。一枚一枚瓦を見ては、どこにこの瓦を使うなど頭の中で設計図を作り
場所を決めていきます。また、癖が強いので隙間が出やすい為パズルのように瓦を選定しながら瓦を葺き(付ける)ます。
お寺特有の反ってる線もいかに綺麗に付けるにはかなりの技術力が要ります。
豊富な経験と高い技術力が試される鐘楼でした。この技術を応用して牧之原市の一般住宅にも活かされています。
綺麗に纏まり、方丈様が喜んでいましたのでこちらと致しましても大変嬉しいです。
地域を信仰する建物がいつまでも長くあり続けて頂きたいです。有難うございました。