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屋根の特性

街並みを見渡すと、様々な形をした家が建ち並んでいます。日本伝統の純和風の家から、真四角なコンクリートの家。自由にそれぞれの生活を楽しんでいると思うと、思わず微笑んでしまします。これほど千差万別な家が同じ街に建ち並んでいる国もおそらく日本くらいでしょう。

私どもは商売がら、いつも屋根ばかりを見てしまいます。町を歩いていても、車を運転していても、テレビを見てれば何かしら家が移りますから、その家の屋根にまでついつい目が行ってしまうのです。
みなさんもたまには屋根を気にしてみてください。きっと 「こんなに屋根にも種類があったのか」 と思うはずです。
屋根には必ずその家に採用された理由があるのです。屋根ごとの特性を知り、改めて家々をながめると結構おもしろいですよ。


このページの目次


瓦屋根の特性

瓦屋根は日本の気候風土に一番適しています。

本いぶし 日本瓦

平板瓦  フルフラットタイプ

平板瓦 Uタイプ

洋瓦

瓦屋根の家は、良く快適だと言われます。そして何十年、何百年と長持ちする耐久性があります。 
その理由は瓦の特性と工法にあります。
 
瓦の特性はその製法と仕組み、厚さと重さにあります。

まずは瓦の製法瓦には大きく分けて 「いぶし瓦」 と 「陶器瓦」 があります。いぶし瓦は粘土を水で練って成形し、無酸素状態の窯で焼きます。丁度木炭を作るのと同じイメージです。
無酸素状態で焼きますと炭素が燃えずに残り、瓦の表面が炭素の膜で覆われ、いぶし瓦独特の色である美しい銀色に仕上がるのです。
一方陶器瓦は成形するところまではいぶし瓦と同じなのですが、一度素焼きをした後 「釉薬」 と言う染料を塗り、もう一度焼きます。釉薬には金属や硝酸が多く含まれていて、焼かれるとそれらが溶け出し、発色します。釉薬の中の成分を調整する事により様々な色合いを作り出すことができ、硝酸により表面がガラス質の膜で覆われるのです。皆さんがお使いになるお茶碗や花瓶が同じ製法ですから、長年使っても色あせしないことがわかりますよね。何百年も前の陶器の器がきれいなまま残っている理由も、その独特な製法にあるのです。
そして1100°以上と言う超高温で焼しめられるため非常に硬く、炭素やガラスの膜により水分をほとんどすいません。瓦の耐久性の高さの理由がそこにあるのです。

瓦の仕組みは、一枚約25センチ四方の小さな瓦を "うろこ" のようにたくさん重ねて、一枚の屋根ができるという仕組みです。隣同士の瓦が重なり合っている所は密閉されず、空気だけが出入りできるくらいの微妙な隙間が生じます。瓦の枚数を考えると、かなりの量の空気が出入りすることが可能、つまり通気性に優れているという事が言えるのです。その瓦同士の微妙な隙間のおかげで、常に外の空気が自由に出入りすることができ、建物内部の温度や湿度をうまいこと調整してくれます。湿気の多いこの地域にとっては住む人にも、建物にも快適な環境を作ってくれます。

軽い印象のフルフラットタイプの瓦

瓦の厚さと重さは、時にはマイナスになることがあります。屋根の重さは建物にとっては大きな負担となることは、皆さんご存知の通り。現に耐震リフォームの際に、瓦をほかの軽い屋根材に交換するケースが非常に多いです。厚さは視覚的に重々しさを感じさせ、必ずしも全ての建物にマッチするとは限りません。使い方を間違えれば、せっかくの建物の雰囲気を損ねる場合だってあります。すっきりしたデザインの家が多い最近、瓦の使用率が減っているのもうなずけます。

しかし、それらによる恩恵の方も大きいのです。
まず瓦の厚みにより、屋根を激しく打ち付ける雨の音がほとんど聞こえません。雨の日、瓦屋根の家はとても静かなのです。
そして瓦の特性で最も特徴的なのが、熱容量の高さです。熱容量とは、その物質の温度を1℃上げるのに必要なエネルギーの事。熱容量が高ければ、それだけ温められにくい物質と言うことになります。
熱~いお茶を湯飲みでいただくとします。皆さん、鉄の湯飲みで出されたらどうでしょう。鉄は瞬時に100°近くに熱せられ、とても熱くて持てないはずです。皆さんがいつも使っている陶器の湯飲みだから、平気で飲めていたのです。しかも入れたお茶がなかなか冷めません。高い熱容量は、高い断熱効果を生むと言うことがわかります。
スペースシャトルの表面は、大気圏突入時の超高温に耐えるためセラミックのタイルで覆われています。セラミックとは陶器の総称。熱容量はけた違いでしょうけど、基本的製法は同じと言いますから陶器の効果は絶大です。

そして瓦の重さ。これも家を守る要素の一つです。
風の強い日に、瓦と薄い鉄板を地面にただ置いておきます。先に飛ばされるのはどちらでしょう。当然鉄板です。瓦はその重みがゆえ、少々の強風では飛ばされることはありません。台風で瓦が飛ばされる被害がよく新聞等で報道されますが、実は鉄板屋根 (いわゆるトタン屋根) の被害の方がよっぽど多いのです。台風でまず被害を受けるのは鉄板屋根で、瓦が被害を受けるのは本当はごく少数なのです。しかも近年施工された瓦屋根は、防災瓦が多く釘打ち工法なので、少々の台風ではビクともしません。

瓦屋根は住む人に快適な生活をもたらします。そして高い耐久性により、メンテナンスをほとんど必要としない理想的な屋根と言えます。
今、瓦屋根にお住いの皆様は意識されていないかも知れませんが、他の屋根の家にお住まいの方に比べ快適に過ごされているはずです。しかし屋根の重さがゆえ、建物の耐震性が心配と言う方も多くいらっしゃいます。瓦屋根の家にお住まいで、耐震性がご心配な方は、一度耐震診断を受けられる事をお勧めします。そのうえで、軽量の屋根に交換するなどご検討されてみてはいかがでしょうか。

金属屋根の特性

ガルバリウム鋼鈑 一文字葺き

金属屋根は古くから 「トタン屋根」 と呼ばれ、日本ではなじみの深い屋根です。
トタン屋根と言うと、薄い鉄板の総称のように思われがちですが、トタンとはポルトガル語が語源で亜鉛を意味し、日本で使う場合、正しくは 「亜鉛メッキ鋼鈑」 の事を指します。
最近建てられた家の金属屋根のことも "トタン屋根" と言っている人もいますが、最近使われているのは 「ガルバリウム鋼鈑」 が主流で、現在屋根には亜鉛メッキ鋼鈑はほとんど使われていません。

金属屋根の中には、銅板、ガルバリウム鋼鈑、ステンレス鋼鈑の三種類が使われています。そのうちガルバリウム鋼鈑がもっともよく使われます。
比較的安価で錆に強く、軽量でデザインが良いためとても人気があります。

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